2021年04月15日
衰退からの脱却!
こんにちは。中年シューターのラリ鉄です。
今回は、そもそも何故?鉄板早撃ちを流行らせたいと思うかについてを述べたいと思います。
最大の理由は、このままだと「衰退して消えていく業界」だと思えるからです。
まず衰退業界の特徴として、一部のヘビーユーザーによる支えで成り立っているということが挙げられます。
これは、今まさにスピードシューティング業界で、起こっていることではないでしょうか。
ちなみに同様の例としては、ラジコン業界がありますね。
では、衰退業界と盛況業界の違いはどこに表れるのか?
それは、「新規ユーザー人口(および費やす金額)」になります。
衰退業界では、いわゆる逆ピラミッド型となり、一部のヘビーユーザーの費やす金額が、新規およびライトユーザーのそれを大きく上回っています。
上位2割の人が全体の8割の売り上げを作っているのです。
この状態が続いた先に起こるのが衰退です。
新規参入者がいないのに、上位2割が徐々に消えていくことで、どんどん衰退が進んでいくのです。
逆に新規参入者が最も多い層となるピラミッド型の盛況業界であれば、新規参入者の一部が徐々に上位2割に代替わりをしていきます。
では、新規ユーザーやライトユーザーの少なさは何故おきるのか?
これもまたラジコン業界と同様のことが言えます。
「場所がないから新規も増えない!」
ご存じの方もいるかもしれませんが、以前はラジコンブームも起きて、サーキットは至る所に存在しました。
しかし、現在はその多くが無くなってしまいました。
ブームを経験した人にとっては、一度離れたとしても戻ってくる可能性があります。
しかし、ブームも過ぎ、走らせる場所も少なくなった現在、戻りたくても戻れなかったり、そもそも新規者がやりはじめるきっかけが生まれないのです。
実際に私も2,3年前にふとラジコン買おうかなと思った時がありましたが、冷静に考えると走らせる場所がないと気付いて、やめましたw
子供の頃は学校の校庭や空き地で走らせていたのですけどね。今はそういうの厳しそうで、サーキットがないと無理ですね。
40代以上であれば、ラジコンは珍しいものではありません。TV放映もあったし、コロコロコミックで漫画もあったくらいですから。
でも30歳以下となると、ラジコンを知らない人も多いのでは?
タミヤRCカーグランプリがTV放映されてたのは1999年迄なので、もう20年以上前のことになります。
そうこうしているうちに月日が流れ、業界を支える2割のユーザーも年々減り続けています。
ブームのあった1980年代に、小学生だった私も既にアラフィフです。
当時大人だった人であれば、すでに年金受給者となっていることでしょう。
どんどん引退が進み、市場が小さくなっているのです。
その結果、模型店およびサーキットの減少となり、それがさらに新規参入の壁を高いものとしているのです。
もう一つ付け加えると、数が少なくなったサーキットには、当然ながらベテランが集まります。
その道数十年のツワモノ達が走らせる中に、一人二人の初心者が入る。
これって結構なプレッシャーですよね?
特にラジコンにおいては、一緒に走らせると接触事故もありえますので、ベテランは初心者を毛嫌いすることも多くあります。
初心者がベテランと事故って怒鳴られでもしたら、多分その初心者は二度とそのサーキットに行かないことでしょう。
スピードシューティング業界も同じような状況にあるような気がします。
しかし、ラジコン業界よりも、浮上するチャンスがあるとも思っています。
その理由は、サバゲーの隆盛とYouTubeです。
一時に比べやや下火になった感のあるサバゲー業界ですが、エアガン市場全体の売上を見る限り、そんなこともありません。
そもそも下火に感じられた要因に、フィールドの閑散がありますが、これも背景にはフィールドが増えたことがあります。
実際に私が体験したケースでは、都内唯一の野外フィールドであったOPSの例があります。
このフィールドは、2015年頃は多い時は200人に迫るほどの人が集まりました。
しかし、2018年頃には100人も集まらないようになりました。
(冬とはいえ、2018年12月に行った時は、50人に満たないほどでしたw)
これだけ見ると、だいぶ人が減ったように感じますが、これは周囲にフィールドが増えた影響を受けたと断言できます。
2016年には平塚に湘南トスカがオープン。
同じく2016年に、八王子に天狗山がオープン。
翌2017年には八王子にTENKOOがオープン。
西東京エリアのユーザーが、見事に分散できる状態になりました。
通える範囲に3つも新たなフィールドができたら、OPSも人が減るのが当たり前w
元々適性人数は50~70人規模の広さですしね。
(100人以上だとバリケ渋滞が起きてたくらいw)
でも、周囲に3つもフィールドができたことを考えると、サバゲーマーの合計数自体は増えているのではないでしょうか。
このように、少なくともコロナ前の2019年までにおいては、エアガン業界は売上が伸び続けている業界となっています。
(コロナ禍でどうなったかは不明)
幾度かのブームや落ち込みを乗り越え、ある程度安定した人気を持つようになったと言えるでしょう。
そして、人気の高いサバゲーとスピードシューティングは、まったく別の楽しみ方となるものでありながら、親和性はものすごく高い関係となっています。
同じエアガンを使いますし、サバゲにも繋がる射撃技術が向上します。
また、鉄板撃ち以上にサバゲと親和性の高い、より実戦的なコンバットシューティングも競技として存在します。
(実銃競技においても近年はスティール系競技よりもIPSCのほうが人気みたいです)
つまり、スピードシューティングは、エアガンの主力購入者層であるサバゲーマーが参入しやすいと言えるのです。
そして、YouTubeも大きな影響を与えています。
特にマック堺さんの存在です。
登録者数40万人以上を誇るマックさん。
エアガンに興味がある人が40万人以上いるといっても良いでしょう。
(まったく興味が無い人が見るチャンネルとは思えないw)
さらにいえば、2018年頃は登録者25万人を超えたあたりだった気がするので、順調に伸び続けているチャンネルとなっています。
実際のところ、マックさんの動画を見て、スピードシューティングを知った人も多いのでは?
私自身、エアガン歴も長くサバゲーも行なっていましたが、スピードシューティングの存在は知りませんでした。マックさんの動画で初めて知ったのです。
「あのラウンドアバウトってやつ撃ってみたいなあ」
と、私が思ったように、興味を持った人は結構な数になるはず。
これは、ある意味すでにシューター予備軍となっている存在だといえます。
さらに、YouTubeで盛況を見せているゲーム実況。
その中でFPSゲームはそれなりに人気があります。
FPSゲームの影響を受けて、サバゲーを始める人も多いことでしょう。
サバゲーをやっているからエアガンは既に持っている。
あとは、近場にスピードシューティングを体験できる撃つ場所があるかどうかだけ。
・
・
・
結局、最後には撃つ場所問題が立ちはだかる罠w
でもまあ、逆に考えると、体験できる場所さえ増えれば、自然とシューターも増えていき、盛況業界へと変化していく可能性があるとは思っています。

今回は、そもそも何故?鉄板早撃ちを流行らせたいと思うかについてを述べたいと思います。
最大の理由は、このままだと「衰退して消えていく業界」だと思えるからです。
まず衰退業界の特徴として、一部のヘビーユーザーによる支えで成り立っているということが挙げられます。
これは、今まさにスピードシューティング業界で、起こっていることではないでしょうか。
ちなみに同様の例としては、ラジコン業界がありますね。
では、衰退業界と盛況業界の違いはどこに表れるのか?
それは、「新規ユーザー人口(および費やす金額)」になります。
衰退業界では、いわゆる逆ピラミッド型となり、一部のヘビーユーザーの費やす金額が、新規およびライトユーザーのそれを大きく上回っています。
上位2割の人が全体の8割の売り上げを作っているのです。
この状態が続いた先に起こるのが衰退です。
新規参入者がいないのに、上位2割が徐々に消えていくことで、どんどん衰退が進んでいくのです。
逆に新規参入者が最も多い層となるピラミッド型の盛況業界であれば、新規参入者の一部が徐々に上位2割に代替わりをしていきます。
では、新規ユーザーやライトユーザーの少なさは何故おきるのか?
これもまたラジコン業界と同様のことが言えます。
「場所がないから新規も増えない!」
ご存じの方もいるかもしれませんが、以前はラジコンブームも起きて、サーキットは至る所に存在しました。
しかし、現在はその多くが無くなってしまいました。
ブームを経験した人にとっては、一度離れたとしても戻ってくる可能性があります。
しかし、ブームも過ぎ、走らせる場所も少なくなった現在、戻りたくても戻れなかったり、そもそも新規者がやりはじめるきっかけが生まれないのです。
実際に私も2,3年前にふとラジコン買おうかなと思った時がありましたが、冷静に考えると走らせる場所がないと気付いて、やめましたw
子供の頃は学校の校庭や空き地で走らせていたのですけどね。今はそういうの厳しそうで、サーキットがないと無理ですね。
40代以上であれば、ラジコンは珍しいものではありません。TV放映もあったし、コロコロコミックで漫画もあったくらいですから。
でも30歳以下となると、ラジコンを知らない人も多いのでは?
タミヤRCカーグランプリがTV放映されてたのは1999年迄なので、もう20年以上前のことになります。
そうこうしているうちに月日が流れ、業界を支える2割のユーザーも年々減り続けています。
ブームのあった1980年代に、小学生だった私も既にアラフィフです。
当時大人だった人であれば、すでに年金受給者となっていることでしょう。
どんどん引退が進み、市場が小さくなっているのです。
その結果、模型店およびサーキットの減少となり、それがさらに新規参入の壁を高いものとしているのです。
もう一つ付け加えると、数が少なくなったサーキットには、当然ながらベテランが集まります。
その道数十年のツワモノ達が走らせる中に、一人二人の初心者が入る。
これって結構なプレッシャーですよね?
特にラジコンにおいては、一緒に走らせると接触事故もありえますので、ベテランは初心者を毛嫌いすることも多くあります。
初心者がベテランと事故って怒鳴られでもしたら、多分その初心者は二度とそのサーキットに行かないことでしょう。
スピードシューティング業界も同じような状況にあるような気がします。
しかし、ラジコン業界よりも、浮上するチャンスがあるとも思っています。
その理由は、サバゲーの隆盛とYouTubeです。
一時に比べやや下火になった感のあるサバゲー業界ですが、エアガン市場全体の売上を見る限り、そんなこともありません。
そもそも下火に感じられた要因に、フィールドの閑散がありますが、これも背景にはフィールドが増えたことがあります。
実際に私が体験したケースでは、都内唯一の野外フィールドであったOPSの例があります。
このフィールドは、2015年頃は多い時は200人に迫るほどの人が集まりました。
しかし、2018年頃には100人も集まらないようになりました。
(冬とはいえ、2018年12月に行った時は、50人に満たないほどでしたw)
これだけ見ると、だいぶ人が減ったように感じますが、これは周囲にフィールドが増えた影響を受けたと断言できます。
2016年には平塚に湘南トスカがオープン。
同じく2016年に、八王子に天狗山がオープン。
翌2017年には八王子にTENKOOがオープン。
西東京エリアのユーザーが、見事に分散できる状態になりました。
通える範囲に3つも新たなフィールドができたら、OPSも人が減るのが当たり前w
元々適性人数は50~70人規模の広さですしね。
(100人以上だとバリケ渋滞が起きてたくらいw)
でも、周囲に3つもフィールドができたことを考えると、サバゲーマーの合計数自体は増えているのではないでしょうか。
このように、少なくともコロナ前の2019年までにおいては、エアガン業界は売上が伸び続けている業界となっています。
(コロナ禍でどうなったかは不明)
幾度かのブームや落ち込みを乗り越え、ある程度安定した人気を持つようになったと言えるでしょう。
そして、人気の高いサバゲーとスピードシューティングは、まったく別の楽しみ方となるものでありながら、親和性はものすごく高い関係となっています。
同じエアガンを使いますし、サバゲにも繋がる射撃技術が向上します。
また、鉄板撃ち以上にサバゲと親和性の高い、より実戦的なコンバットシューティングも競技として存在します。
(実銃競技においても近年はスティール系競技よりもIPSCのほうが人気みたいです)
つまり、スピードシューティングは、エアガンの主力購入者層であるサバゲーマーが参入しやすいと言えるのです。
そして、YouTubeも大きな影響を与えています。
特にマック堺さんの存在です。
登録者数40万人以上を誇るマックさん。
エアガンに興味がある人が40万人以上いるといっても良いでしょう。
(まったく興味が無い人が見るチャンネルとは思えないw)
さらにいえば、2018年頃は登録者25万人を超えたあたりだった気がするので、順調に伸び続けているチャンネルとなっています。
実際のところ、マックさんの動画を見て、スピードシューティングを知った人も多いのでは?
私自身、エアガン歴も長くサバゲーも行なっていましたが、スピードシューティングの存在は知りませんでした。マックさんの動画で初めて知ったのです。
「あのラウンドアバウトってやつ撃ってみたいなあ」
と、私が思ったように、興味を持った人は結構な数になるはず。
これは、ある意味すでにシューター予備軍となっている存在だといえます。
さらに、YouTubeで盛況を見せているゲーム実況。
その中でFPSゲームはそれなりに人気があります。
FPSゲームの影響を受けて、サバゲーを始める人も多いことでしょう。
サバゲーをやっているからエアガンは既に持っている。
あとは、近場にスピードシューティングを体験できる撃つ場所があるかどうかだけ。
・
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結局、最後には撃つ場所問題が立ちはだかる罠w
でもまあ、逆に考えると、体験できる場所さえ増えれば、自然とシューターも増えていき、盛況業界へと変化していく可能性があるとは思っています。
