2021年05月12日

カスタム沼を抜け出したようなそうでもないような

こんにちは。中年シューターのラリ鉄です。

今回は、カスタムについて個人的な感想を。
カスタムは個人の自由なので、良い悪いといったことではありません。
自分が経験しての感想ですので、あしからず。

ちなみに私はカスタムもするけど、基本は純正ノーマル派。
どういうこと?と思われるかもしれませんので、説明します。

正確には「ノーマルで十分!」と思っているので、
カスタムも自分で行なうのは、寿命を延ばすために行なう感じです。
本気でカスタムするのは腕の良いガンスミスさんに任せますw

主に行なうのは、塗装とブルーイング、研磨&ガタ取りが中心ですね。
あと、スピードシューティング用にガスカットする程度。
今やっているのはこれくらいでしょうか。

カスタムを頑張らなくなったのには理由があります。
それは、過去の経験が大きく影響しているのです。


私が最初に手掛けたカスタムは、SS9です。
(覚えてないけど、正確にはたぶんUXスーパー9だったと思う。)
木製ストック、ロングブルバレル、中身はほぼ総とっかえ。
というよりも、純正パーツは強化スプリングに耐えきれず、すぐ壊れましたw
(数十発でシアーが耐え切れずに欠けたw)
とりあえず、アルミ缶なら3,4つぶち抜き、スチール缶もぶち抜く程度には威力をあげていましたね。

なぜそんなに強化していたかというと、当時はホップ機能がないので、重量弾をハイパワーで撃つ以外に長い距離をまっすぐ飛ばす術がなかったのです。
重量弾もいまでいう0.29などというあまっちょろいもんじゃないです。
0.43という極悪品です。

まあ、それでも20m超えたらほぼ直角にどっかに曲がりますがw
(ノンホップ=無回転。つまり、ナックルボール状態なので、どこに曲がるかは不明)

今から思うと、規制が入って当たり前だなあ。という初速が出ていたと思います。
でも、周りの大人はもっとひどいw
だって、同じくらいのパワーでフルオートの人とかいたから!!
強者になると、農家が使う噴霧器を改造して、外部ソースとして利用している人もいましたね。
(ようするに「かーるくん」と同じ。空気を圧縮して噴射するという仕組みは同じなので転用可能だった)

まあ、そんなわけで当時のカスタムはほぼパワーアップ一択でした。
ただそんな極悪なパワーの分、よく壊れるのです・・・。
そのため自然とSS9からはフェードアウトしていきました。
(最終的には、当時通っていたカニモケイというショップに置きっぱなしのままな気がするw)

そんなわけでパワー一辺倒のカスタムから、規制後には、今度は精度やサイクルに関するカスタムが中心になりました。ただ、その時も初速90くらいで安定するようにはいろいろ弄りました。

そんなわけで、銃は一通り分解・組み立てできるくらいには弄り倒していますが、最終的に得られたのは「暇つぶし」くらいなもんですねw
いや、本当に特に効果というか意味がないことが多かったので・・・。

だって、せっかく精密バレルにしているのに、弾は格安品使ってたり!!
弾の精度にバラつきあったら全く無意味というw
今思うと、馬鹿なこともしていましたね。

特に長物に関しては、やりこむにつれてパワーはどうでもよくなりました。
なぜならば、遠距離線よりも、前線に出てわちゃわちゃするほうが楽しいと思うようになったからです。
そして、前線に出る分には、パワーの必要性がない。
だから、パワーアップは一切やらなくなりました。

そうして、いろいろやった結果、今は「ノーマルでいいかな」と、思うようになりましたw
結局、費用対効果と労力対効果が釣りあわないことが多すぎて・・・。


実際のところ、初速90と初速85で、どんだけ差がでるのでしょう???
初速90だとキル数が格段に増えるなら、価値があると思います。
でもそうはならないのでは?
たぶん、私のようにメタボな人なら、初速を5あげるより、5キロダイエットして身体の動きを良くしたほうがキル数増えると思いますw


ただ、セミオートのキレに関しては、やはり大切かなと思います。
特にスピードシューティングをやると、レスポンスの良し悪しにシビアになりました。
普通の電動ガンだと、トリガーがついてこないのです。

どういうことかというと・・・
ガスブロでは、
トリガーを引く→シアーが落ちて発射(マガジンのバルブ叩いて発射)
という、2アクション。
電動ガンでは、
トリガーを引く→ギアが回ってピストン後退→発射
という3アクション。

スピードシューティングでは、トリガーを引いた瞬間、次の的に動かしてしまいます。そのため通常の電動ガンでは、ギアが回っている間に次の的に動かしてしまうことになるので、当然、弾が出る前に動かすから当たらないという状態になりますw

これに関しては、電動の場合どうしようもないところが大きいので、ガスブロ並のキレを求めるとプリコックという手段をとるのですが、結構な金額がかかりますし、耐久性に難がでます。
そりゃまあ、ピストンを引いた状態で維持するという、わりと強引なことをしているわけですからね。
各部への負荷は相当なものになります。
なので、電動ガンを頑張ってカスタムしようという意欲が無くなりましたw
というか、キレ重視なら素直にガスブロかエアコキ使えばいいか。という結論に・・・。


とりあえず、いろいろやった結果わかったことは・・・

5m射程を伸ばしたい→気合いれて5m前出ればカバーできる!
サイクルをあげたい→オーバーキルになりがちだからやめとけ!
キレをよくしたい→ガスブロかエアコキつかっとけ!
精度をあげたい→マルイ製品買えばいい!
 ▼
結果、手元に残った長物はVSRのみ・・・。

だいぶ昔からあるため、散々手を入れてありますが、ノーマルと性能は大差ないんじゃないかなあ。
というかノーマルの性能が良すぎですしね。
少なくともカスタムにかけたお金分のリターンは得ていない気がします。
なので、もし、今からVSRを買うとしたら、たぶんノーマルで使うと思います。
それか内部はいじらずに、木製ストックに変えたりと外装を弄る程度になりそうです。

まあ、なんにせよカスタム自体は目的を明確にして行なうのが良いと思います。
サバゲーで勝ちたい人と、雰囲気を楽しみたい人では、行なうべきカスタム内容に差がでますし。
その目的に合わせたカスタムをすれば良いのではないでしょうか。
私のようにとりあえずいじっちゃえ!なノリでいくと、無駄にお金を使うことに・・・。

ただ・・・目の前にブツがあると、とりあえずバラしたくなるのは内緒です。
カスタム沼を抜け出したようなそうでもないような
トリガー変えた程度のM&P9L。最近はこの程度で済ますことが多い。





Posted by ラリ鉄  at 00:12 │Comments(0)

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