2021年04月09日
もっと撃てる場所があれば・・・
こんにちは。中年シューターのラリ鉄です。
このブログのタイトルは、鉄板早撃ち流行るといいなという願望になっていますが、そもそも何故?流行っていないかを考察してみました。
結論から言うと、「撃てる場所がない!」
ということに尽きますね。
マック堺さんの動画を見て「あのラウンドアバウトってやつをやってみたい!」と、思ったことがある人は結構いることでしょう。
(ぶっちゃけ私もマックさんの動画をみて、やりたいと思いましたw)
でも、どこで撃てるの?
という問題にぶち当たるはずです。
まあ、現代社会はネットという便利なものがあるので、当然検索するのですが、
「・・・無い!」
という悲しい結果になるはず。
自分の経験からいうと、
以前の住居(川崎市内)の最寄り駅は溝の口駅。
ここから最寄りのスピードシューティングが行なえるレンジは2つ。
新宿にある「ターゲットワン」と、横浜にある「ウーパー新横浜」です。
どちらも電車やバスを使って1時間程かかる場所にあります。
ターゲットワンまで約15㎞、ウーパーが約11㎞の距離なのですが、どちらも電車だと乗り換え必須。ウーパーに至ってはバスも必須です。
ただ距離的にはさほど遠くないので、車だとどちらも40分程度となります。
(もっともタゲワンのほうは高速を使わず、下道だけだと混雑次第で1時間以上かかることも)
23区内ではありませんが、渋谷には電車で20分でいける場所にいながら、
車がないと1時間以内にたどり着けるシューティングレンジが無いのです!
というか、そもそも都内エリアでやれる場所がほぼ無いですね。
上記のタゲワン新宿店とウーパーのほかは、赤羽フロンティア、大久保のMMSくらい?
バトンは所沢ですし、フォリッジグリーンにいたっては、埼玉の奥地になります。
さらに2021年より居住している群馬県高崎市。
バーンズができるまで市内どころか、県内に専用レンジはありませんでしたw
一応、県内にあるインドアフィールド内のレンジでは、競技が行なえるだけの広さがありますが、ターゲットがないのでラウンドアバウトは撃てません。
そのため、私は自作のターゲットを持ち込んで利用していましたw
初めてやる方はそんなものを持っているわけもないので、実質「無い」に等しいですね。
レンジが無い。つまりは、撃てない。。。流行るわけがない!
ということになるのです。
ではなぜレンジが無い(少ない)のでしょうか?
これを突き詰めていくと一つの事実にぶち当たります。。
それは「シューティングレンジ経営が儲からない」ということです。
その結果、レンジが無い=撃つ場所がない→やる人がいない
という現在の状況が生まれているのです。
では、なぜ儲からないか?を詳細に考察してみると・・・
仮にスティールチャレンジができる広さ60㎡ほどのレンジがあるとします。
(最低限5m×7mが競技に必要+待合スペース等で60㎡くらいは最低限欲しい)
そこの利用料が1時間1000円とします。
すると1名の客が来ると1時間1000円の売上となります。
当然ながら5名来たら5000円ですが、10名来たら?
答えは1万円ではなく、来られない。というか「入れない」。
どういうことかというと、単純にスペース的な問題ですね。
60㎡のうち、35㎡は競技用スペースです。
残りの15㎡の中で、レジ等の店舗スペースはもちろん、トイレも入れなければなりません。
なので実質的に余裕のあるスペースは6畳分弱(9.72㎡)ほどでしょうか。
ここに10人が入るのはきついというか、厳しいですよね?
だから、「入れない」となるのです。
つまり、「一度に入れる人数が少ない」ということが運営上の特性としてあるのです。
もちろん広さがあれば、大人数でも対応できますが、それは家賃に大きくのしかかります。
そのため、家賃の安い地方だとよいのですが、今度は単純に人口の問題がw
例えば、神奈川県の人口が905万人、群馬県は194万人。
当然人口比率から予測されるエアガン所持者数は、群馬では神奈川の4分の1以下となります。
いわば集客力が4分の1になるので、家賃も4分の1じゃないと割に合いません。
(実際には都心部と地方では移動手段等の差があるので、あくまで比較上の目安みたいなものです)
ところが60㎡(最低これくらい必要)の店舗の家賃は、
神奈川県川崎市内の比較的安い土地のところで、約8万円~20万円
群馬県高崎市内では、約5万円~8万円といったところ。
川崎市の安い土地のところは当然、駅チカではありません。
となるとかなり行ける人が限られてしまいます。
高崎市では車所持が基本となるため、商圏は広がります。
ですが、それでどこまで人口差をカバーできるかは・・・怪しいところですね。
以上のように、地方では人口が少ないわりに物件の割高感があり、
都市部では、人口は多いけど移動手段の問題があります。
この結果、都市部でも地方でも、利益を出しにくいことが言えるのです。
以上を踏まえて、月間の利益を想定してみましょう。
60㎡で物件賃料12万円。利用料金は1時間1000円とします。
仮に平日に5名×1時間利用、休日には10名×3時間利用で計算していみると
平日売上5000円×20日
土日売上3万円×8日
月間売上が34万円となります
ここから賃料12万を引くと22万円。
人件費も光熱費もゼロ計算でこれなので・・・専業じゃ厳しいw
土日はともかく、平日5名は結構ハードル高いのにこれでは・・・。
せめて平日に売上1万円いく見込みがあれば、なんとないけそうですが、
そこまで集客するのは、現状の流行具合からするとかなり厳しい道のりになりそうです。
ゆえに誰も運営したがらない。もしくは運営しても潰れてしまう。
その結果、シューティングレンジが無いのです。
あ、ちなみに60㎡くらいの広さがあれば、エアガンショップなり物販店やマッサージ店、塾、美容サロン等を開いたほうが数倍儲かると思います。
まあ、それはそれで競争が激しそうだから簡単にはいかないでしょうけど、可能性という意味ではレンジよりはだいぶ上になりますからね。
机と椅子おいて20人座れるようにして、3教科で週2回・1回2時間、月謝1万円の塾を開くと、
夕方16時~22時で3クラス。週2回なので、月・水、火・木、金・土と3パターン。
マックス人数が20人なので、20人×1万円×3クラス×3パターン=180万円
あくまで全クラス全て満員状態とした、売上の上限が180万円となります。
※週2回、1回2時間で月1万円は、相場からすると安いです。
こんな感じで、シューティングレンジでは不可能な数字が余裕で出てくる罠w
っていうくらい、レンジの運営は厳しいので、皆さんも近場のレンジは大切にしましょうね!
このブログのタイトルは、鉄板早撃ち流行るといいなという願望になっていますが、そもそも何故?流行っていないかを考察してみました。
結論から言うと、「撃てる場所がない!」
ということに尽きますね。
マック堺さんの動画を見て「あのラウンドアバウトってやつをやってみたい!」と、思ったことがある人は結構いることでしょう。
(ぶっちゃけ私もマックさんの動画をみて、やりたいと思いましたw)
でも、どこで撃てるの?
という問題にぶち当たるはずです。
まあ、現代社会はネットという便利なものがあるので、当然検索するのですが、
「・・・無い!」
という悲しい結果になるはず。
自分の経験からいうと、
以前の住居(川崎市内)の最寄り駅は溝の口駅。
ここから最寄りのスピードシューティングが行なえるレンジは2つ。
新宿にある「ターゲットワン」と、横浜にある「ウーパー新横浜」です。
どちらも電車やバスを使って1時間程かかる場所にあります。
ターゲットワンまで約15㎞、ウーパーが約11㎞の距離なのですが、どちらも電車だと乗り換え必須。ウーパーに至ってはバスも必須です。
ただ距離的にはさほど遠くないので、車だとどちらも40分程度となります。
(もっともタゲワンのほうは高速を使わず、下道だけだと混雑次第で1時間以上かかることも)
23区内ではありませんが、渋谷には電車で20分でいける場所にいながら、
車がないと1時間以内にたどり着けるシューティングレンジが無いのです!
というか、そもそも都内エリアでやれる場所がほぼ無いですね。
上記のタゲワン新宿店とウーパーのほかは、赤羽フロンティア、大久保のMMSくらい?
バトンは所沢ですし、フォリッジグリーンにいたっては、埼玉の奥地になります。
さらに2021年より居住している群馬県高崎市。
バーンズができるまで市内どころか、県内に専用レンジはありませんでしたw
一応、県内にあるインドアフィールド内のレンジでは、競技が行なえるだけの広さがありますが、ターゲットがないのでラウンドアバウトは撃てません。
そのため、私は自作のターゲットを持ち込んで利用していましたw
初めてやる方はそんなものを持っているわけもないので、実質「無い」に等しいですね。
レンジが無い。つまりは、撃てない。。。流行るわけがない!
ということになるのです。
ではなぜレンジが無い(少ない)のでしょうか?
これを突き詰めていくと一つの事実にぶち当たります。。
それは「シューティングレンジ経営が儲からない」ということです。
その結果、レンジが無い=撃つ場所がない→やる人がいない
という現在の状況が生まれているのです。
では、なぜ儲からないか?を詳細に考察してみると・・・
仮にスティールチャレンジができる広さ60㎡ほどのレンジがあるとします。
(最低限5m×7mが競技に必要+待合スペース等で60㎡くらいは最低限欲しい)
そこの利用料が1時間1000円とします。
すると1名の客が来ると1時間1000円の売上となります。
当然ながら5名来たら5000円ですが、10名来たら?
答えは1万円ではなく、来られない。というか「入れない」。
どういうことかというと、単純にスペース的な問題ですね。
60㎡のうち、35㎡は競技用スペースです。
残りの15㎡の中で、レジ等の店舗スペースはもちろん、トイレも入れなければなりません。
なので実質的に余裕のあるスペースは6畳分弱(9.72㎡)ほどでしょうか。
ここに10人が入るのはきついというか、厳しいですよね?
だから、「入れない」となるのです。
つまり、「一度に入れる人数が少ない」ということが運営上の特性としてあるのです。
もちろん広さがあれば、大人数でも対応できますが、それは家賃に大きくのしかかります。
そのため、家賃の安い地方だとよいのですが、今度は単純に人口の問題がw
例えば、神奈川県の人口が905万人、群馬県は194万人。
当然人口比率から予測されるエアガン所持者数は、群馬では神奈川の4分の1以下となります。
いわば集客力が4分の1になるので、家賃も4分の1じゃないと割に合いません。
(実際には都心部と地方では移動手段等の差があるので、あくまで比較上の目安みたいなものです)
ところが60㎡(最低これくらい必要)の店舗の家賃は、
神奈川県川崎市内の比較的安い土地のところで、約8万円~20万円
群馬県高崎市内では、約5万円~8万円といったところ。
川崎市の安い土地のところは当然、駅チカではありません。
となるとかなり行ける人が限られてしまいます。
高崎市では車所持が基本となるため、商圏は広がります。
ですが、それでどこまで人口差をカバーできるかは・・・怪しいところですね。
以上のように、地方では人口が少ないわりに物件の割高感があり、
都市部では、人口は多いけど移動手段の問題があります。
この結果、都市部でも地方でも、利益を出しにくいことが言えるのです。
以上を踏まえて、月間の利益を想定してみましょう。
60㎡で物件賃料12万円。利用料金は1時間1000円とします。
仮に平日に5名×1時間利用、休日には10名×3時間利用で計算していみると
平日売上5000円×20日
土日売上3万円×8日
月間売上が34万円となります
ここから賃料12万を引くと22万円。
人件費も光熱費もゼロ計算でこれなので・・・専業じゃ厳しいw
土日はともかく、平日5名は結構ハードル高いのにこれでは・・・。
せめて平日に売上1万円いく見込みがあれば、なんとないけそうですが、
そこまで集客するのは、現状の流行具合からするとかなり厳しい道のりになりそうです。
ゆえに誰も運営したがらない。もしくは運営しても潰れてしまう。
その結果、シューティングレンジが無いのです。
あ、ちなみに60㎡くらいの広さがあれば、エアガンショップなり物販店やマッサージ店、塾、美容サロン等を開いたほうが数倍儲かると思います。
まあ、それはそれで競争が激しそうだから簡単にはいかないでしょうけど、可能性という意味ではレンジよりはだいぶ上になりますからね。
机と椅子おいて20人座れるようにして、3教科で週2回・1回2時間、月謝1万円の塾を開くと、
夕方16時~22時で3クラス。週2回なので、月・水、火・木、金・土と3パターン。
マックス人数が20人なので、20人×1万円×3クラス×3パターン=180万円
あくまで全クラス全て満員状態とした、売上の上限が180万円となります。
※週2回、1回2時間で月1万円は、相場からすると安いです。
こんな感じで、シューティングレンジでは不可能な数字が余裕で出てくる罠w
っていうくらい、レンジの運営は厳しいので、皆さんも近場のレンジは大切にしましょうね!
Posted by ラリ鉄
at 16:24
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